経営やビジネスに特化したニュースメディア

  • 掲載記事数: 12127件
Home > プレスリリース > STマイクロエレクトロニクス スマート・メータや無線センサ・ノード向けに新しいSub-GHz帯無線トランシーバICを発表

STマイクロエレクトロニクス スマート・メータや無線センサ・ノード向けに新しいSub-GHz帯無線トランシーバICを発表

低消費Sub-GHz無線トランシーバIC SPIRIT1が、機器の連続動作時間の増大に貢献
——————————————————————–
エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに製品を提供する世界的半導体メーカーで、スマート・メータや産業分野向け半導体の主要サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、警報 /セキュリティ・システム、ホーム / ビル・オートメーション、産業用モニタ・制御など、スマート・メータや各種無線センサ・ノード向けに、超低消費電力の高性能無線トランシーバICを発表しました。STのSPIRIT1は、優れた受信感度と非常に小さい消費電流量を特徴としており、既存ソリューションよりも消費電力を低減します。

従来の機械式メータに代わるスマート・メータは、事業者と消費者に数多くのメリットを提供します。完全リモート制御、電力ピークと消費量の分析、タンパ防止メカニズム、障害警報、時間別料金等の機能は、電気・ガス・水道の供給と使用の両面で効率化とコスト削減に役立ちます。

SPIRIT1は、各家庭や企業のスマート・メータと、供給事業者の管理センターに情報を中継する地域データ・コンセントレータ間の通信を可能にします。
同製品は、1GHz未満(1)の周波数帯を使用した短距離伝送が可能なため、コンクリート壁や建築構造物を通過する無線信号の安定した伝播を保証します。

バッテリ駆動の無線メータ・アプリケーションにおいて、消費電力は極めて重要なパラメータです。SPIRIT1は、市販されている従来のソリューションに比べ、消費電力を大幅に削減し、極めて小さな消費電流量を実現しています。そのため、同製品を使用した場合、バッテリを交換することなく、他のソリューションよりも長い駆動時間を確保できます。

また、SPIRIT1は-120dBmという卓越したレシーバ感度を特徴としています。
これにより、設計者はトランスミッタの出力電力を低減できるため、総消費電流をさらに低減すると共に、非常に安定した通信チャネルを維持することができます。同製品は、周波数ホッピング、自動応答確認、アンテナ・ダイバーシティ等、先進的なテクノロジーをサポートし、苛酷な環境や保守・整備が困難な状況下でもエラーのないデータ伝送を保証します。

さらに、データ暗号化(128bit)、エラーの修正・検出、FIFOメモリ・ブロック、柔軟性に優れたプログラマブル・データ・パケット管理といった機能が搭載されており、ホスト・マイクロコントローラの計算負荷やシステムの総コストの低減に有効です。

STのSub-GHz無線トランシーバICであるSPIRIT1は、現在サンプル提供中です。単価は1000個購入時に約1.8ドルを予定しています。入手ならびに単価に関する詳しい情報については、お問い合わせください。

注記
SPIRIT1は、世界的な規制基準であるWireless M-BUS、ETSI EN 300 220、FCC CFR47 part 15(sub parts 15.247、15.249、15.205、15.209、15.231)に準拠しています。

(1) Sub-GHzの周波数には、ライセンス不要なISM(産業、科学、医療)とSRD(短距離)帯域の169、315、433、868、915MHz等があります。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、Sense & Powerおよびマルチメディア・コンバージェンス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

Twitter

Twitterでも配信中です。

アクセスランキング