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IMD世界競争力年鑑、2011年版発表。総合ランキングでは米国と香港が1位。日本は26位に(2010年は27位)。

 スイスの世界的ビジネススクール・IMDは5月17日、2011年版の世界競争力年鑑(World Competitiveness Yearbook)を発表しました。これはIMDの世界競争力センター(World Competitiveness Center)が1990年より毎年発表しているものです。本年度は59カ国・地域が調査の対象となりました。

 最新の総合ランキングでは、1位を米国と香港が分け合いました。昨年1位だったシンガポールが、僅差で3位となりました。

 日本は、昨年の27位からワンランク上げて、26位となりました。1990年から4年連続で1位だった日本はその後順位をさげ、1997年からは16位から27位の間で推移しています。

 今回、IMDでは各国における政府の効率性とビジネスの効率性も比較いたしました。日本のビジネスの効率性は27位、政府の効率性は50位、そのギャップは23ポイントで、これは調査対象国・地域の中ではブラジル(ビジネス29位、政府55位、ギャップ26ポイント)に次ぐ大きさとなっています。

 その他、日本について特筆すべきこととしては、

・「国内経済」のランキングは、7位に上昇(2010年は9位)
・「ビジネスの効率性」のランキングは27位で、2009年の18位から毎年低下。
・「科学分野のインフラ」は2位、「健康と環境」は11位と、高位置を維持。
・「政府の効率性」は50位で、2010年の37位から大きく低下。

 なお、今回の結果は東日本大震災以前のデータを集計・分析したものであり、震災の影響については考慮されていません。

 なお、IMD学長のドミニク・テュルパン教授が5月25日(水)に東京に滞在いたします。世界競争力年鑑の調査結果および日本にとっての示唆などについて、取材をお受けすることが可能です。調査結果の詳細、および取材のご依頼は、IMD日本代表の高津尚志(電話03-6894-7552、メール naoshi.takatsu@imd.ch)までお申し付けください。

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