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パナソニック、サムスン、ソニー、XPAND、 Bluetooth技術をアクティブ3Dメガネの標準に採用

世界の主要な3Dテレビメーカーが、一貫性のある世界共通の操作性を実現するために協力

「Bluetooth Special Interest Group(SIG)」は2011年8月8日、パナソニック株式会社、サムスン電子株式会社、ソニー株式会社、X6D Limited (XPAND)が「Full HD 3D Glasses Initiative」という名称の下、3Dアクティブメガネのための新技術の標準化に向け、協力することを発表しました。これらの会社は、Bluetooth SIG内において、Bluetooth無線接続を利用した3Dアクティブメガネの開発に取り組みます。見通せる範囲でしか作動しないという制約がない上、セキュアで効率的、高性能を実現するBluetooth技術は、アクティブ3Dメガネのユーザーに、移動の自由と、複数の賞を受賞した各テレビブランド間の相互運用性を提供します。

 Bluetooth技術は、サムスン、Vizio、その他の大手メーカーによって、3Dメガネ、リモコン、テレビなど、リビングルームの各用途において、すでに実用化されています。Bluetooth SIGは、今年、テレビメーカー1社あたりの3Dテレビの出荷数が年間2,400万台を超えると予想しています。この台数は、来年には飛躍的に増加すると見込まれています。各テレビメーカーは、Bluetooth対応テレビ、2つのリモコン、3Dメガネがセットになった製品を出荷しており、1つのセットに4つのBluetoothチップが搭載されています。

 現在、リビングルームの71%には、PlayStation3やWiiといったBluetooth技術を採用したゲーム機が普及し、ユーザーに無線コントローラーによる接続を提供しています。今回、上記の大手テレビメーカーが自社のテレビやアクセサリーにBluetooth無線技術を採用することにより、これらの周辺機器についてもBluetoothによる接続を利用するための門扉が開かれました。携帯電話、カメラ、リモコン、そして部屋の温度から照明に至るあらゆる物を監視するホームオートメーションセンサーは、Bluetooth接続を通じて、どのメーカーのテレビとも通信可能になり、テレビを消費者の家庭におけるデジタルハブに変化させます。

 無線接続されたリビングルームは、2015年に50億台以上の対応機器の出荷を目指すBluetooth無線技術にとって欠くことのできない市場です。Bluetooth SIGメンバーの各企業は、現在毎日合計5百万台以上の機器を出荷し、全世界で40億台の機器が普及しています。Bluetooth SIGメンバー間の協力強化に関する今日の発表は、家電製品の接続におけるBluetooth無線技術の役割をさらに強固なものとするでしょう。

Bluetooth SIGおよび協力各社のコメント

Michael Foley博士(Bluetooth SIGエグゼクティブディレクター)
「本日のこのニュースは、リビングルームにおけるBluetooth技術の普及が、力強く、迅速に進んでいることを示しています。機器メーカーは、Bluetoothテレビ、3Dメガネ、リモコンの最初の足がかりとなる製品をすでに開発しており、今回の発表は、この基盤の上に立ち、勢いがさらに加速していることを意味しています。これは、私たちが期待するBluetooth無線技術によって実現するホームエンタテイメントの始まりにすぎません」

Craig Ochikubo(Broadcom社、副社長兼無線パーソナルエリアネットワーク製品ゼネラルマネージャー)
「本日のこのニュースは、ホーム環境におけるBluetooth無線技術の極めて大きな市場の可能性を裏付けています。アクティブ3Dメガネ技術の共同作業に当初から関わる会社の一つとして、業界各社がBluetooth標準を確立するための継続的な協力体制を整えたことを、期待を持って見ています。3Dテレビの人気が高まる中、このような協力は、より革新的な製品を迅速に市場に送り出すことに役立つだけではなく、消費者に最も使い勝手のよい製品をお届けすることにも繋がるでしょう」

Anthony Murray(CSR社、オーディオおよびコンシューマー事業部上級副社長)
「家電業界のリーダーたちが“Bluetooth技術こそが我々の進むべき道”と宣言したことは、この技術の強さ、性能、普遍性が優れている証です。最近行われたBluetooth v4.0のリリースとバッテリー寿命の長時間化により、この極めて効率の高い技術は、Bluetoothが様々なアプリケーションにおける当然の選択肢となることを強く裏付けています。私たちは、ホームエンタテイメントにおいてBluetooth技術の基盤が強化されることを期待しています」

Svein-Egil Nielsen(Nordic Semiconductor社、新技術および戦略パートナーシップ・ディレクター)
「本日のこのニュースは、家庭におけるBluetooth体験の一例ですが、これは、Bluetooth 4.0センサーを搭載した家電製品が急速に普及する兆しであることに間違いありません。私たちは、世界の大手テレビメーカーによる本日のこの発表に非常に注目しています。今回のステップが、Bluetooth技術の家電市場におけるデファクトスタンダードとしての立場を強固なものにするものと信じています」

Suke Jawanda(Bluetooth SIGチーフマーケティングオフィサー)
「ホームエンタテイメント向けBluetooth製品を開発中のBluetooth SIGメンバー企業の皆様は、この技術の将来性と、それが輝かしいものであることに気づかれたと思います。上記の企業は、Bluetooth SIGのConsumer Electronics Bluetooth Ecosystem Teamへの参加を通じて、革新的な製品開発の先駆者となっています。もちろん、貴社もこれに参加することができます。リビングルームにおける、Bluetooth無線技術を利用した、楽しく、高性能な無線体験を実現する製品の開発に参加してください」

 Bluetooth Ecosystem Teams (BETs)の詳細、およびBluetooth無線技術を利用した製品で新たな市場チャンスを創出することに興味のある方は、下記をご覧ください。
http://www.bluetooth.com/Pages/SIG-Membership.aspx

Bluetooth®無線技術について

 Bluetooth無線技術は、幅広い電子機器を簡単な操作で接続することができる世界的な無線規格です。Bluetoothローエナジー技術を特長とするVersion 4.0は、携帯電話、家電、パソコン、自動車、ヘルス&フィットネス、スマートホーム業界の製品にとって、新しい応用分野を創出します。年間20億個近くの機器が出荷されているBluetooth技術は、全世界の開発者、製品メーカー、消費者にとって唯一実証済みの無線ソリューションとなっています。業界大手企業のサポートを背景に、Bluetooth SIGは、14,500あまりのメンバー企業の皆様との共同作業、およびBluetooth無線技術の改革と方向付けを担っています。
 詳細は、www.bluetooth.com.をご覧ください。Bluetooth無線技術: シンプル、セキュア、どこででも利用可能。

このプレスリリースに関するお問い合わせ

共同PR株式会社  担当:  高橋直喜、吉信(よしのぶ)
TEL:  03-3571-5238   FAX:  03-3571-5360   E-mail: naoki.takahashi@kyodo-pr.co.jp
東京都中央区銀座7-2-22同和ビル6F

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