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STマイクロエレクトロニクス UltraHD / HEVCビデオ・デコーディング対応STB用ICを発表 ~IP STB、サーバ、ゲートウェイを含むクライアント・ボックス用SoCの新ファミリ~

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、UltraHD(解像度:2160p)およびHEVC(High Efficiency Video Coding)ビデオ・デコーディングに対応したセット・トップ・ボックス(STB)用システム・オン・チップ(SoC)に関し、2つの新製品ファミリ(コード名: CannesおよびMonaco)を発表しました。これらの新製品ファミリは、視聴体験を向上させると同時に、サーバやゲートウェイ、クライアント・ボックスなどの幅広い用途にも使用可能なSTのデジタル家電向け製品ポートフォリオを拡充します。

Cannesファミリ(STiH312, STih310, STiH305)は、高解像度プレミアム・コンテンツの大がかりなサポートから、全てが統合され、コスト最適化されたソリューションまで、幅広いニーズに対応します。同ファミリは、ARMマルチコア・プロセッサをベースにした高度な演算能力、卓越した2D/3Dグラフィック性能、プリプロセッシング機能を持った統合型ハードウェア・ビデオ・エンコーダ、Faroudja(R)ビデオ処理技術を提供します。また、これらの製品は、Wi-Fi接続をサポートするPCIe(TM)、スマートカード・インタフェース、6Gbit/s Gen 3 eSATAインタフェース(2個)の他、USB2/3、低消費電力モード、プレミアム・コンテンツを配信するための包括的なセキュリティ・ツール・ボックスを特徴としています。

STiH312は、低速ブロードバンド接続された次世代STBで2160pのUltraHDコンテンツを含むHEVC高解像度コンテンツのストリーミングを可能にします。
UltraHDコンテンツは、高い臨場感と映像への没入感により、エンド・ユーザに優れた視聴体験を提供します。さらに、UltraHDとHEVC規格を組み合わせることにより、多くの家庭に極めて高い品質のコンテンツを提供できる一方、サービス・プロバイダは配信コストを削減することができます。

STiH305およびSTiH310は、H.264やHEVCを含む各種ビデオ規格に対応すると共に、HEVC HDコンテンツのクラス最高のソリューションを含むサービスを、少ない回線使用容量で提供することができるコスト最適化された次世代STBを実現します。

Monacoファミリは、ホーム・ゲートウェイなどのサーバ型製品向けの経済的かつ多機能なソリューションです。STのFaroudja(R) Transcode Engineが、さまざまなコンスーマ製品やハンドヘルド製品でマルチスクリーン体験を実現するクラス最高のトランスコーディング機能を提供します。これにより、通信事業者はネットワーク帯域幅を削減しながら、あらゆる家庭に優れた品質のサービスを提供できるようになります。Monacoファミリは、UltraHDに対応したSTiH412、およびHD市場を対象にしたコスト最適化製品(STiH407およびSTiH410)が含まれています。

両新製品ファミリは、市場で実績のあるSTiH315およびSTiH416(Orly)で培った経験を活かし、コスト最適化された製品からフル機能搭載の製品でHD・UltraHDをサポートする幅広いラインアップを通して、STBメーカー各社にさまざまなメリットを提供します。両新製品ファミリは、この幅広いラインアップと実績あるソフトウェア開発キット(SDK2)を組み合わると共に、RDK(ReferenceDesign Kit)、Google TV、HTML 5、その他のミドルウェアをサポートします。

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 デジタル・コンバージェンス・グループ ジェネラル・マネージャであるGian Luca Bertinoは、次の様にコメントしています。「当社の新しいSTB用SoCファミリは、視聴体験ならびにネットワーク・パフォーマンスに大きな変化をもたらすUltraHDおよびHEVC技術の普及の推進を目指しています。当社は、2014年サッカー・ワールドカップなど国際的スポーツ・イベントに伴って急増する需要をサポートしていきます。」

STiH312、STiH310、STiH305、STiH412、STiH410、STiH407は、複数アプリケーションに対応したボード設計を加速させるため、出力ピンが共通しています。
また、2013年第4四半期に主要顧客向けのサンプル出荷が開始される予定です。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216

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