マイクレル社、高精度6チャネルリニアLEDドライバにより電力効率および高電流密度を大幅改善。

　米アナログ、広帯域通信、イーサネットＩＣソリューションの業界のリーダーである米国マイクレル・セミコンダクタ社の日本法人マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン株式会社（以下：マイクレル社、横浜市西区みなとみらい　代表取締役社長：山本一博）は、照明関連の製品ポートフォリオを拡大するため、新型WLEDドライバ2種を本日発表した。

　MIC4811/MIC4812は6チャネルの定電流シンク型LEDドライバで、看板広告照明、電光掲示板、各種機器パネル照明など、汎用LEDディスプレイをターゲットとしている。MIC4811/MIC4812は現在、量産品の発注が可能で、価格は1000個ロットでの単価がそれぞれ$0.65および$0.68から。

　「MIC4811/MIC4812 のLED出力チャネルは、最低0.19Vの出力電圧まで動作可能なので、電力効率の高い設計が可能である。」と、アナログ部門シニアマーケティング部長のDoyle Slack氏は指摘する。「DynamicAverage Matchingアーキテクチャにより、MIC4811およびMIC4812はどちらも、調光範囲全体に渡り、1%誤差のLEDチャネル・マッチングという業界トップクラスの性能を達成している。」

　MIC4811/MIC4812は高効率リニア白色LED (WLED)ドライバで、サイネージ型の照明向けに最大6つの高輝度WLEDを駆動するように設計されている。MIC4811/MIC4812は、そのアーキテクチャに、従来のチャージ・ポンプやインダクタ・ブースト回路にあったようなスイッチング損失がないため、低い電源電圧で最大効率を発揮する。これらのリニアドライバでは、最大6つのWLED用に定電流を維持し、ドロップアウト性能も50mAで100mV (MIC4811)および100mAで190mV (MIC4812)となっている。

　MIC4811/MIC4812には、市販のすべてのWLEDで最適化されたマッチングを提供するために特に設計されたDynamic Average Matching(DAM)が搭載されている。高精度(通常±1% )の電流調整されたWLEDチャネルにより、すべての条件下で一定のディスプレイ・イルミネーション提供が可能となっている。輝度調整は、最低1%以下のデューティ・サイクルまで動作するUltra Fast PWMインターフェースにより制御される。
　MIC4811/MIC4812はそれぞれ、10ピンMSOPパッケージと、10ピンMSOPエクスポーズド・パッド・パッケージに収められており、接合部温度範囲は-40℃～+125℃となっている。

　新製品の画像データはこちらから入手可能。
　http://www.micrel.com/press/hi-res_pr_photos/2011/MIC4811_12rev6.jpg

　製品詳細、データシートはこちらから入手可能（英文）。
　http://www.micrel.com/page.do?page=/product-info/products/mic4811.shtml
　http://www.micrel.com/page.do?page=/product-info/products/mic4812.shtml

マイクレル・セミコンダクタについて

　マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピュータ
ー製品などの有力メーカーが含まれる。
　本社と最先端のウエハ－製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。
　詳しい情報はhttp://www.micrel.jp/から入手可能。

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