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ETFのトップブランド「iシェアーズ®」 海外ETF3銘柄を日本市場に投入 ~新興国市場・フロンティア市場に新たなアクセスを提供~

フロンティア・マーケット、エマージング・マーケット小型株のETF2銘柄は国内初、現地通貨建てエマージング・マーケット債券のETFも届出

【2012年11月15日 東京】 世界最大級の資産運用会社であり、上場投資信託(ETF)の分野で世界最大手のETFブランド「iシェアーズ®」を設定・運用するブラックロック・グループの日本法人であるブラックロック・ジャパン株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:出川 昌人、以下「ブラックロック・ジャパン」)は、エマージング市場にもカバーされていないフロンティア市場の株式指数、エマージング市場の小型株指数、現地通貨建てエマージング国債指数それぞれに連動するi シェアーズETF、計3銘柄を日本で販売される外国籍投資信託として金融庁へ届出を行いました。今後、日本においても取扱い証券会社を通じて購入できるようになります。

世界経済のけん引役として期待される新興国は、今や投資先としても大きな存在感を示しています。そして、新興国だけでなく新たな市場、フロンティア市場(以下[有望視されるフロンティア・マーケット]を参照)の成長にも注目が集まっており、フロンティア株式に対する存在感も増しています。新興国市場でも、エネルギーや金融など社会インフラを支える比較的大きな企業の飛躍だけでなく、足元では内需拡大や近隣諸国・地域での経済成長を背景に、国内成長に大きな貢献を果たしている中小企業も目覚しい発展を遂げています。また、新興国の財政も過去と比べて健全化しており、新興国国債や通貨の信用度も向上しています。こうした中、新興国以外の新たな成長市場や新興国の新たな発展などを投資機会として、また分散投資先として着目する投資家のニーズも増加しています。そうしたニーズにお応えするため、ブラックロックでは、フロンティア株式、ないしエマージング市場の小型株を対象とした海外ETF としては日本初となる「i シェアーズ MSCI フロンティア 100 インデックス・ファンド」、「i シェアーズ MSCIエマージング・マーケット小型株インデックス・ファンド」の2 銘柄に加え、「i シェアーズ現地通貨建てエマージング・マーケット債券ファンド」を新規にご提供することといたしました。

[有望視されるフロンティア・マーケット]

フロンティア・マーケットとは、投資の世界ではエマージング・マーケットにもカバーされない国々を指します。フロンティア・マーケットには、「先進国+エマージング」で手薄となっている中東・アフリカ地域が含まれており、世界の株式市場の時価総額では1%未満ですが、世界のGDP では約4%~6%と存在感は決して小さくありません。フロンティア諸国・地域の経済基盤に目を向けると、新興国よりも若い人口構成や豊富な資源などが魅力的で、今後の経済成長や信用力の向上などが有望視されています。エマージング市場に見劣りしない経済成長見通しがある一方、市場規模(時価総額)はエマージング・マーケットの1991 年当時と同等で、今後の市場規模拡大も期待されています。こうした新たな市場へのアクセスを「i シェアーズ MSCI フロンティア 100 インデックス・ファンド」にてご提供できることとなります。

[ 新興国の小型株の成長に期待]

新興国株式市場の小型株は、一般的に金融、エネルギーセクターの比率が低く、資本財・一般消費財など内需関連セクターの比率が高いのが特徴です。新興国株式市場では、経済の成長をけん引してきた大型株に加え、内需拡大では中小型株の貢献も見られ、こうした小型株は、ここ10 年の新興国株式市場の中でも大型株を上回るパフォーマンスを示しています。今後の新興国の内需拡大に寄せられる期待は大きく、小型株の更なる飛躍に注目が集まりつつあります。また、新興国の小型株インデックスは、大型株インデックスと比べ、個別企業のウェイトが低く、多数の銘柄に分散されているのも特徴です。「i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス・ファンド」では、こうした新興国の小型株の成長に期待する投資や新たな分散投資先として、投資家の皆様に新興国株式投資に対して新たな選択肢をご提供できるものと考えます。

[ 現地通貨建て新興国国債の投資魅力]

昨今、先進国の財政の悪化が目立つ一方、新興国の財政が改善傾向にあります。そうした財政状況を背景に、信用格付け動向をみても、先進国国債の格付けが低下傾向にある一方、新興国の国債は格上げされる傾向が見られます。新興国の信用力はそうした国々・地域の通貨に対しても影響を及ぼしており、今後も信用力が向上していくことによって新興国各国の通貨に対する安心感も増す可能性があります。また、新興国の国債市場の規模は現地通貨建てが米ドルを大きく上回る状況となり、市場の成長や流動性の拡大も魅力的な一面と言えます。さらに、新興国国債の利回りは主要先進国の国債利回りと比較して相対的に高く、高いインカムリターンを狙う投資家にとって魅力ある投資先とも考えられます。新興国国債と主要先進国国債の相関関係は比較的低位に推移しており、国債投資の新たな分散先として一考に価するかもしれません。このように、「i シェアーズ現地通貨建てエマージング・マーケット債券ファンド」は様々な特徴を有しており、国債投資の一つとして選択肢を広げる機会をご提供できるものと考えます。

[ 連動を目指す指数について ]

「MSCI フロンティア 100 インデックス」は、MSCI フロンティア・マーケット・インデックスを親指数として作成されています。当インデックスの適格ユニバースは、親指数のすべての構成銘柄のうち、一定の流動性基準(12ヶ月ATVR*)と投資可能性基準(非居住者投資空枠**)を満たす銘柄となっています。適格ユニバースから浮動株調整後時価総額の上位100銘柄が選択されます。適格ユニバースの大きさによっては、指数の構成銘柄数は100でない潜在的な可能性があります。2011年11月のインデックス見直しの際、適格ユニバースには120銘柄含まれ、当インデックスは100銘柄により構成されていました。

*12ヶ月ATVR :月次取引額レシオ(MTVR)は、ある証券の月次取引額の中間値を月末付の浮動株調整後時価総額で除した比率です。ATVRを算出するためには、少なくとも12ヶ月分のMTVRデータがなければなりません。ATVRは流動性の指標として用いられます。

**非居住者投資空枠:非居住者投資枠の上限に対する、非居住者が投資可能な空枠株数の比率のことです。
「MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス」は、MSCI 新興国株式市場の時価総額下位14%を占める小型株株式の実績を表すよう設計されています。MSCIは小型株を、市場における時価総額が2億米ドルから15億米ドルの範囲に該当するすべての上場株式と定義しています。

「バークレイズ 新興市場ブロード自国通貨建て国債インデックス」は、発行体の自国市場において公募された自国通貨建ての新興国国債市場の実績を測ることを目的としています。当インデックスは、組み入れ比率に上限を設けた幅広い時価総額加重トータルリターン・インデックスです。

重要事項

本資料は日本国内居住者である投資家を対象に、ブラックロック・インクを含むそのグループ会社(以下、「ブラックロック」という。)が設定・運用等を行う外国籍上場投信であるi シェアーズ・ファンドに係る基本的な特徴およびリスク等の情報の提供を目的として、ブラックロック・ジャパン株式会社が、i シェアーズ・ファンドの管理会社等が英文にて作成した資料から、国内の投資家に有用と思われる内容について一部原文から抜粋・翻訳したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。

また、ファンドに関する原文について一部異なる解釈が可能な場合がありますので、正確な情報が必要な場合は原文をご参照ください。i シェアーズ・グローバル・サイト(www.iShares.com)にはi シェアーズ・ファンドに関するさらに詳細な情報が掲載されておりますので、必要に応じてご参照ください。日本国内の金融商品取引所に上場していないiシェアーズ・ファンドについては、金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行なわれておりません。i シェアーズ・ファンドへの投資をご検討される際は、i シェアーズ・ファンドの取扱い金融商品取引業者にて上場有価証券等書面及び外国証券情報等をご確認の上、ご自身でご判断下さい。

リスクについて

iシェアーズ・ファンドの価格は、連動を目標とする指数、組入有価証券の価格変動、金利および為替の変動、保有する商品現物の価格変動等ならびにiシェアーズ・ファンドの発行者及び組入有価証券の発行者の経営・財務状況の変化ならびにそれらに関する外部評価の変化等により変動します。海外投資は、不利な為替変動、一般に認められた会計原則の相違、他国における経済または政治的不安定により、投資元本を毀損するおそれがあります。また、エマージング市場は、変動が大きく、取引高が比較的小さいことに加え、同様の要因に関連したリスクも高くなります。

iシェアーズ・ファンドへの投資においては、これらの理由により投資元本を毀損するおそれがあります。

手数料、費用等について

iシェアーズ・ファンドの売買の際の手数料は取扱い金融商品取引業者(証券会社)によって定められます。iシェアーズ・ファンドの売買にあたっては、この手数料の他に、外国金融商品市場等における売買手数料及び公租公課その他の賦課金(外国金融商品市場または現地法制度により異なるため記載できません。)が発生することがあり、これらの費用等はお客様の負担となります。iシェアーズ・ファンドの売買にあたり、円貨と外貨、または異なる外貨間での交換をする際には、それぞれの取扱い金融商品取引業者(証券会社)で別途定められた手数料が課せられることがあります。また、iシェアーズ・ファンドの保有期間中は運用報酬・管理報酬等をご負担いただきます。詳細は、取扱い
金融商品取引業者(証券会社)にてご確認下さい。

著作権について

本資料の著作権は、ブラックロック・ジャパン株式会社に帰属し、全部又は一部分であってもこれを複製・転用することは社内用、社外用を問わず許諾されていません。
©2012 BlackRock Japan Co., Ltd. All rights reserved. iShares®(iシェアーズ®)およびBlackRock®(ブラックロック®)はブラックロック・インクおよび米国その他の地域におけるその子会社の登録商標です。他のすべての商標、サービスマーク、または登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

i シェアーズについて

「i シェアーズ」はブラックロック・グループが設定・運用するETF(上場投資信託)のトップ・ブランドです。株式、債券、コモディティにわたって、全世界でおよそ600 本以上のファンドが20 の証券取引所で取引されています。i シェアーズのETF(以下、「i シェアーズETF」)は、普通株式のように証券取引所で売買されます。比較的低額の手数料、日中に時価で売買するなど柔軟性のある取引が行えるなどの利点を有しており、多くの個人投資家、機関投資家、ならびに販売会社となる金融機関の間でご好評をいただいております。i シェアーズETF は、株式の取引が可能な証券口座を有する証券会社等を通じて売買が可能です。i シェアーズのETF は、年金や資産運用会社などの機関投資家、フィナンシャル・アドバイザーや富裕層の個人投資家などを中心にご利用いただいています。

ブラックロックについて

ブラックロックは、グローバルに資産運用、リスク・マネジメント、アドバイザリー・サービスを提供している世界有数の資産運用会社です。2012年9月30日現在、運用資産残高はグループ全体で総額3.67兆米ドル(約286兆円)にのぼります。ブラックロックでは、お客様のニーズに応じて、アクティブ、エンハンスド、インデックス等の戦略を駆使して市場や資産クラスを跨いだ様々な運用サービス及び商品をご提供しています。そうした運用サービスや商品は、投資一任口座、ミューチュアル・ファンド、iShares®ETF(上場投資信託)等、多様なスキームで運営されます。また、ブラックロックは、ブラックロック・ソリューションズ(BlackRock Solutions®)を通じて、リスク・マネジメント、アドバイザリー・サービス、全社的資産運用プラットフォーム提供サービスを機関投資家にご提供しています。ブラックロックは、ニューヨークを本拠として北米、南米、欧州、アジア、オーストラリア、中東、アフリカ等、世界29カ国の拠点と従業員約10,400名で事業を展開しています。詳細は、ブラックロックのグローバルウェブサイトをご覧ください。
www.blackrock.com Copyright © 2012 BlackRock. All Rights Reserved.

ブラックロック・ジャパン株式会社

〒100-8217 東京都千代田区丸の内一丁目8番3号丸の内トラストタワー本館
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第375号
加入協会 / 一般社団法人 日本投資顧問業協会、社団法人 投資信託協会、日本証券業協会

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