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サービス業のノウハウで農作物の6次産業化支援 新潟県村上市で農業研修を通じて農家と連携 地元製麺会社やNPO法人の協力も

ウエディングプロデュース・レストラン運営の㈱ノバレーゼ(本社:東京都中央区、浅田剛治社長、東証一部、資本金:6億円)は、CSR活動の一環として、新潟県村上市の農家で社員の農業研修を行います。新潟の婚礼施設「新潟モノリス」を中心に全国から社員17人が集まります。

社員は2012年8月21日(火)から2泊3日で、同地区の5戸の受け入れ農家のもと、赤カブを栽培する林地の地ごしらえ作業や養鶏場の鶏ふんの清掃などを行います。

また研修中に、一次産業の農家と、県内の製麺会社(二次)、当社(三次)で、村上市の農作物の(生産から加工、販売まで手掛ける)6次産業化を支援する商品開発について取り組みを開始します。

商品開発に向けたワークショップでは、村上・岩船地域の活性化を目指す地元NPO法人の都岐沙羅パートナーズセンターに、商品化への推進役として協力を仰ぎます。

そうした商品開発のほか、研修で訪れた農家の野菜や卵などを使った料理を、「新潟モノリス」の披露宴の席上やレストラン営業で振る舞うことも検討、議論します。

当社が新潟県村上市で農業の実地研修を行うのは、2011年の8月に続き今年で2年目です。

研修のほか、実地研修が縁で、生産農家と共同で同市の食材をふんだんに使用した秋の行楽弁当を開発し、昨年11月に東京で販売しました。1日25食限定で2日間販売したところ、各日8分で完売し好評を得ました。

■ 相互利益の関係構築

CSR活動を通じた農業の実地研修は、レストランや婚礼で地産地消型の料理を提供する企業として、食農に対する社員の意識向上に加え、信頼できる食材を調達できる点でも大きな利点があります。

一方で、農業の衰退や高齢化などの問題を抱える農家にとっても、研修は人手の面だけでも喜ばれます。また、栽培した食材を加工品にして販売するノウハウが少なく、サービス業の当社が仲介となり農家の商品開発を後押しすることで、彼らの新たな収入源の確保につながるメリットもあります。

■ 広がるノバレーゼと農家との取り組み

当社は、青森の果樹農家や新潟の米農家、静岡県のミカン農家とも同様の研修や取り組みを行っています。静岡では、研修先の農家と共同で摘果ミカンを使ったお酢を開発し、販売にこぎつけました。2011年4月に販売した950本は即完売し、12年は3000本に増産しています。来年は飲むタイプのお酢の販売も検討しており、8月22日の果実の搾汁作業に、社員がボランティア※として参加します。

※これまでは弊社が主導で、参加社員を募り、社員研修として行っていましたが、4年目となる今年からは農家が主催し、過去に参加した社員が自発的にボランティアとして参加する新たな関わり方が生まれました。農家の方、社員ともに能動的に行動する取り組みに成長しています。

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