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ダイアログ・セミコンダクター、インテリジェント LED 照明用の新しいsmarteXiteテクノロジー・プラットフォームを発表 デジタル調光、ワイヤレス制御、センサー制御などの機能を有するsmarteXite で照明機器の市場投入期間の短縮、LED電球の品質最適化、製品歩留りの大幅改善などを可能に

ドイツ・キルヒハイム/テック、2013年11月11日- 高度に集積されたパワーマネジメントIC、オーディオ、近距離無線技術のリーディング・サプライヤーであるダイアログ・セミコンダクター(FWB: DLG) は、スマート照明アプリケーションに向けた、柔軟性に富み、プログラム可能なLEDドライバIC を実現するsmarteXiteTM プラットフォームを発表しました。設定可能なロジックをベースとしたこのsmarteXiteプラットフォームは、無線通信と光センサー制御を直接かつ容易にサポートし、照明制御システムへの埋め込みを可能にする業界初のLEDドライバ・テクノロジーです。

 

smarteXiteファミリの最初の製品であるiW6401は、単純な主電源オン/オフ切り替えによるデジタル調光、新しいLedotron(TM)デジタル調光プロトコル、トグルスイッチ・ベースの調光などを含む複数の調光インタフェースをサポートしています。すべての調光曲線は、高度に最適化されたエンドユーザー照明体験を可能にするためにプログラムし、メモリに保存することができます。iW6401内に集積化されたデジタルロードライントランスミッション受信回路はLedotrom IEC 62756-1調光プロトコルをサポートし、世界初のプラグ・アンド・プレイLedotronシングルチップ・ソリューションを実現しています。

 

標準の I2C デジタル・インタフェースを使用している iW6401は、ローパワーBluetooth、Wi-Fi、あるいは ZigBee のようなワイヤレス通信モジュールのための強力なフロントエンドとして機能します。さらに、iW6401はカラー検出または近接感知が可能なインテリジェント・センサーとの直接接続が可能です。そのような周辺装置が使用される場合、iW6401に内蔵されているパワー・マネージメントユニットが安定な電源を提供し、外部素子の数およびコスト削減が可能となります。

 

最新のデジタル信号処理による設計とともに設定可能なパワーマネジメントというダイアログ・セミコンダクターの技術の強みを使用したiW6401は、世界初のプログラマブルAC/DC レトロフィットLEDランプ・ドライバ IC であり、これを使用することによりエンジニアは、最適化された部品表(BOM)と開発期間短縮を強く意識した反復的ハードウェア設計プロセスを用いて、ソフトウェアを通して照明機器をデザインし、その機能・動作を設定することができます。これによって最近特に要求されている新製品市場投入期間の短縮が実現され、smarteXite ベースのデザインで多くの異なったグローバル設定条件や照明要求条件をサポートすることが可能となります。

 

ダイアログ・セミコンダクターのコーポレート・デベロップメントおよびストラテジー担当バイス・プレジデント兼パワー・コンバージョン事業グループのジェネラル・マネージャーであるマーク・ティンドール(Mark Tyndall)は「LED照明素子の製造コストは、LED 電球を10ドル以下の価格で店頭販売できるレベルまで低下しています。この価格レベルは消費者の購入意欲を高め、家庭の照明を変える可能性を持っています。市場分析会社のマッキンゼーは、LED 照明機器の2012年から2013年までの複合年間成長率を57%、2016年の年間売上高を26億ドル以上と予測しています」と語っています。

 

smarteXiteは、LED電球メーカーがA/C商用電源端子を介して輝度やカラーのような照明校正条件を再設定することができる製造ライン上の最終段階でのデジタル校正をサポートします。これによって許容範囲の狭いLEDでも廃棄することなく製品に利用することができ、歩留りが改善されます。さらに、この最終段階での校正機能を用いることによってLEDが組み込まれた状態でもLED電流を調整することが可能となるため、smarteXiteプラットフォームは Zhaga 規格センサーおよび設定可能な状態温度コントロールを用いてランプの温度を積極的に管理するように設定することができます。

 

LED は特に広範囲な調光を行うのに適しています。CFLやその他の放電ランプとは異なり、LEDはデジタル制御の原理を適用することにより、ほぼゼロ電流にセットして動作させることができます。smarteXite を用いたインテリジェントな制御アルゴリズムは、広範囲な調光性能を提供するように動作をプログラムすることが可能です。さらに、smarteXite プラットフォームは一連の保護および監視機能を提供し、個々のハードウェアの要求条件に応じて、健康や安全性との妥協を必要としない新しい LED 照明コンバータ製品の設計を迅速に行うことができます。
■ダイアログ・セミコンダクターについて
ダイアログ・セミコンダクターは、携帯型パーソナル機器、短距離無線通信、およびLED照明機器などのために最適化された高集積ミックスドシグナル集積回路(IC)を製造し、柔軟性に富むダイナミックなサポート、世界最先端のテクノロジー、そして実績あるビジネス・パートナーとのビジネスを展開しています。ドイツのシュツットガルトに本社を置き、グローバル営業、研究開発、およびマーケティング部門も併設しています。2012年の売り上げは7億7400万ドルであり、ヨーロッパで最も成長の速い半導体企業の1社となっています。従業員数は全世界で約1,000人。世界クラスの製造パートナーを持つダイアログ・セミコンダクターは、製造工場を持たないファブレス・ビジネスの代表的モデル企業となっています。

 

ダイアログ・セミコンダクターはフランクフルト証券取引所に上場しており(FWB: DLG)、German TecDAXインデックスの構成企業メンバーでもあります。詳しくはホームページhttp://www.dialog-semiconductor.com/home-jpをご参照ください。

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