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ザイリンクス株式会社 ザイリンクス社とアナログ・デバイセズ社、JEDEC の JESD204B 規格による相互接続を実現 通信機器において、All Programmable デバイスとADI 社のデータ コンバータの幅広い採用を促進する画期的な成果

ザイリンクス社(本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDQ : XLNX) とアナログ・デバイセズ社 (NASDAQ: ADI) は 9 月 24日 (米国時間)、ザイリンクスのKintex(R)-7 FPGA 上での JESD204 LogiCORE(TM) IP と、ADI 社の AD9250 アナログ-デジタル高速データ コンバータの間で JESD204B 規格による相互接続性を達成したと発表した。ロジック デバイスとデータ コンバータ デバイスの間で JESD204B 規格による相互接続を実現したことは、この新しいテクノロジの広範な採用を促進するうえで大きな成果である。

 

高速トランシーバをベースとする JESD204B 規格は、通信機器のシステム パフォーマンスを向上させるうえで大きなメリットをもたらす。JESD204B 規格によって、システム インテグレーションのレベル向上やディターミニスティックレイテンシ機能、マルチチャンネル同期が容易になること、デバイス パッケージの小型化と低コスト化、PCB の複雑性とコストの低減、システムのモジュール化の促進など、メーカーにとって数多くのメリットが生まれる。

 

ザイリンクスで通信ビジネス ユニットのシニア プロダクト マネジャーであるハーピンダー マタルー (Harpinder Matharu) は、「JESD204B 規格による相互接続性を実証することによって、ザイリンクスと ADI 社はこの重要な新規格におけるリーダーシップを示しました。ザイリンクスと ADI 社の協力により、メーカーが JESD204B規格のメリットを活かすことが可能となり、開発期間の短縮やシステム テストに要する作業の削減を実現でき、さらに開発をめぐる課題を最小限に抑えることもできるため、新製品のマーケット投入までの期間を加速することが可能になります」と述べている。

 

アナログ・デバイセズ社のグローバル アライアンス担当ディレクターであるデイブバビッチ (Dave Babicz) 氏は、「ザイリンクスの FPGA と ADI のデータ コンバータの間の相互接続性テストは、世界中のアナログ/デジタル デザイナにとって画期的な成果であり、この新しい高速コンバータ インターフェイスに対する業界の信頼を高めるものです。今回の結果によって、汎用製品のADI JESD204B データ コンバータと、ザイリンクスの FPGA がシームレスに相互接続できることが実証されました。ADI のポートフォリオには、JESD204B 規格に基づいてコンバータと FPGA を接続するデザインを実装するために必要なクロックやアンプその他のコンポーネント、 各種ツールやソフトウェアが含まれています。ADI とザイリンクスは協力して、検証済みの完全なソリューションを提供して行きます」と述べている。

 

JESD204B は、標準化団体 JEDEC が策定した新規格であり、マルチモード無線やワイドバンド バックホール モデム、超音波モニタといったハイ パフォーマンス機器で用いられているロジック デバイスと複数のデータ コンバータ デバイス間のコネクティビティをめぐる制約を取り除くものである。JESD204B 規格は、コネクティビティのボトルネックと複雑性を解消し、コストを軽減しながらシステムのパフォーマンス向上を実現する。

 

今回の合同での相互接続性ラボでのテストでは、ザイリンクスのKintex-7 XC7K325T FPGA と ADI 社の AD9250 デバイス間で広範なテストを実施し、JESD204B サブクラス 0 およびサブクラス 1 (ディターミニスティックレイテンシ)機能の検証に成功した。JESD204B Xilinx/Analog Devices AD9250相互接続性レポートは、こちらを参照されたい。

 

ザイリンクスの JESD204 LogiCORE IP は業界初の JESD204B ソフト IP で、Zynq(R)-7000、Kintex-7 および Virtex(R)-7 といった 28nm デバイスに内蔵されている GTX または GTH トランシーバ、および 28nm Artix(R)-7 FPGA ファミリに
内蔵の GTP トランシーバを用いることにより 1、2、3、4、5、6、7、または 8 レーン上で 1 Gb/s ~ 12.5 Gb/s 間の任意のラインレートをサポートする。ザイリンクスの JESD204B IP はトランスミッタまたはレシーバとしても構成可能で、トランスミッタとレシーバ リンク間でのトランシーバの共有をサポートしている。

 

■価格と供給体制
ザイリンクスの JESD204 IP は
http://japan.xilinx.com/products/intellectual-property/EF-DI-JESD204.htm から無料評価版を入手できる。アナログ・デバイセズ社の AD9250 について詳しくはhttp://www.analog.com/jp/AD9250 を、同じくアナログ・デバイセズ社の JESD204 について詳しくはhttp://www.analog.com/static/imported-files/tech_articles/JESD204B-Survival-Guide.pdf を参照されたい。

 

■アナログ・デバイセズ社について
アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

 

■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境およびIP とともに提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

 

※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

 

下記のザイリンクス株式会社ウェブサイトもご参照ください。
・トップページ : http://japan.xilinx.com/index.htm
・プレスリリース (日本語) : http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/
・このリリースの全文は次の URL を参照のこと :
http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/2013/ip/xilinx-analog-devices-achieve-jesd204b-interoperability.htm

 

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