マイルストーン・システムズ社（本社：デンマーク）と協業 ～画像監視に不可欠なセンシングシステムで監視効率を向上～

オプテックス株式会社
滋賀県大津市雄琴５丁目８－１２
代表取締役社長 小林 徹
コード番号 6914 東証第一部

オプテックス株式会社は、世界的に伸長するIP セキュリティ分野において事業拡大を目指し、セキュリティＩＴ統合システム世界最大手VMS*メーカー「マイルストーン・システムズ」（Milestone Systems）社（デンマーク）と技術提携および協業を行います。

*VMS とは：監視カメラ統合ソフトウェア Video Management Software

１．協業の背景
世界的なテロの脅威・侵入手口の高度化や鉱物資源や物資などの盗難に対するセキュリティ強化の動きの中で、施設や敷地内への侵入を警戒する監視ソリューションを求めるニーズが高まっています。

昨今のIT ネットワーク技術発展に伴い、従来のアナログ監視カメラからIP ネットワーク監視カメラに移行が急速に進み、IP ネットワーク技術を活かして、アクセスコントロールや外周警戒センサシステムなどとのシステム統合ソリューションが特にハイエンド（大型重要施設）セキュリティシステムで求められる傾向が強くなっています。IP システムの統合は、監視ソリューションのシステム、オペレーション効率改善、またシステム拡張性を高めることができます。

屋外警戒センサのトップメーカーである当社とVMS のトップメーカーであるマイルストーン・システムズ社が協業することで、監視の効率化、一元化が可能な屋外警戒ソリューションを提供してまいります。

２． 協業内容、期待効果
・当社IP対応屋外警戒センサとマイルストーン・システムズ社VMSの統合開発
・施設や敷地内への侵入をセンサと監視カメラで同時に同じ画面上で確認することを実現
・侵入時には迅速かつ確実な対処ができ、オペレーションの改善及び確実な証拠として残すことが可能

３． 特長
・当社センサで侵入者を捉えると同社VMS上で最適な監視カメラ映像に切り替え表示

４． 開始時期
9月10-12日にアメリカ・フィラデルフィアで開催される世界的なセキュリティソリューション展示会「ASIS 2012」にて発表

５． 対象市場
重要施設向け（電力・ガス・水道など重要インフラ、軍関連、飛行場・鉄道など交通関連、物流センター、学校、病院、データセンター、文化施設など）を中心に、IPネットワークカメラが最も普及している北米から順次全世界地域への拡大を図ってまいります。

当ソリューションは以前より推進してきた「屋外事前防犯」（施設や敷地内への侵入を未然に防止・阻止し犯罪を予防する）の一環として取り組んでいます。

当社はセンサ専業メーカーですが、今回VMSトップメーカーとの協業によりシステムソリューションとして最適化を図ることが実現しました。当社グループには遠隔画像監視センター「FARSIGHT（英国）」があり、屋外事前防犯サービス事業を推し進める同社のノウハウを活かし、「屋外事前防犯」ソリューション強化に努めています。監視の分野はセキュリティだけでなく、今後はマネージメントの分野へと広がっていくと考えおり、当社のセキュリティセンサのみならず、他のセンサの監視システムとの統合により、さまざまなマネージメントに貢献したいと考えております。